前から、インストールをしたかったので、System Center 2012 Configration Manager SP 1 をインストールしましたが、インストールする条件がかなり厳しく、結構手こずりました。
参考サイト:SE の雑記 – SCCM 2012 のインストールメモ
まず、インストールをするためには以下の条件を満たす必要があります。
- Active Directory の参加
- スキーマの拡張
- サイトサーバ上の WSUS
- SQL Server サーバの準備と実行アカウント
- SQL Server の必須の成功順序
- SQL Server のメモリの設定
- SQL Server のファイアウォール例外設定
- SQL Server の sysadmin 権限
- Windows ADK のインストール
- IIS6 WMI 互換
- BITS のインストール
インストールの準備をするだけで大変でしたwとりあえず、Hyper-V 上に Windows Server 2012 と SQL Server 2012 の検証環境構築し、そこへインストールしました。
スキーマの拡張と、サイトサーバ上の WSUS は無視します。WSUS はまだ構築していませんので orz
早速、SQL Server 2012 のインストールを開始します。
インスタンスの設定をします。ここでは、既定のインスタンスを設定します。
次に、照合順序の設定をします。
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS に設定します。
インストールの準備ができましたので、インストールを実行します。
インストールが完了したので、サービスを開きます。サービスアカウントにドメインユーザを指定します。
実行アカウントとしてドメインユーザを指定。
次に、sysadmin の権限を実行アカウントに持たせる設定が必要です。
SQL Server Management Studio を起動します。
[ データベースサーバ名\データベース\セキュリティ\ログイン ] を開き、実行アカウントのドメインユーザを選択して右クリックからプロパティを選択します。
サーバーロールのメニューで sysadmin にチェックを入れます。
サーバーロールの画面で sysadmin のメンバーに指定したドメインアカウントがあるかを確認します。
次は Windwos ADK のインストールをします。
ここからダウンロードして、インストールをします。インストールする機能は以下の 3 つです。
- Deployment Tools
- Windows PE
- USMT
これが、非常に時間が掛かるので、気長に待ちます。
次に、IIS 6 WMI 互換と BITS をインストールします。
サーバマネージャーから機能と役割のインストールで IIS 6 WMI 互換 と BITS を選択します。
IIS 6 WMI 互換のインストール。
BITS のインストール
次に SQL Server の更新プログラムを適用します。
ここから更新プログラムをダウンロードして、インストールします。
インストールが終わったら、SCCM 2012 SP 1 のインストーラーを起動させて、インストールを開始します。
Configration Manager プライマリサイトをインストールするにチェックを入れて、標準インストールオプションを使用して、スタンドアロンのプライマリサイトをインストールにチェックを入れる。
前提条件の確認で警告が出ていますが、これらは無視してインストールを進めます。
主要セットアップの完了。
インストールが完了したら、System Center 2012 Configration Manager SP 1 を起動します。
無事に起動しました。
今回は簡単な検証環境の構築を考えていたのですが、舐めてました。
スタンドアロンでのインストールですらこの条件。ここまで、インストールの条件が厳しいとは、思いませんでした。
ただ、さほど、難しい作業はないので、基本的にはこの流れでインストールする事が出来ますが、やはり時間は相当かかります。
インストールは大変だ orz